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2012年10月28日 (日)

ペルー回想記:其の四(インカトレイルキャンプ編ー3)

4日目の朝も快晴。いよいよ山を降り下界の街へ。このまま山ごもりしたいという気分でいっぱいでした。ペルーの聖山アウサンガテも私達グループを祝福するかの如く美しい姿を見せてくれていました。
朝食の後、4日間お世話になったポーターさんやコックさん達にプレゼントとチップをお渡しして、お別れしました。
Cachiccataキャンプサイトからすぐ近くの昔の石切り場。古代の人々は、身分の高い人も石切り場で働いたりしていたんだそうです。このように保存されたという事は、この方も当然身分が上だあったのでしょう。ちなみにこの人骨は400年くらいは経っているとガイドさんが言っていました。このような綺麗な状態で残っているものは珍しいのだそうです。あまりに綺麗なので、なんだかインディージョーンズみたいなセットのような錯覚に。久々にキャンプサイトが賑やかだったので、びっくりしていたかも。
下界までの道はひたすら下り。昨日まで高山病にかかって具合の悪かったメンバーの方も、快復して自分の足で歩けていました。
この道ではじめてツーリストに会いました。という事で、WATAから出発した3泊4日の間、山は私達グループの貸し切りだったという事で、何とも贅沢すぎるギフトの日々でした。
牛飼いの小さな男の子が連れた雄牛にも遭遇。メンバーの一人が突進されそうになって、一瞬ヒヤリとしました^^;
サボテンが似合う光景。空に向うように白い花が咲いていました。
無事に下山。オリャンタイタンボの近く。
オリャンタイタンボ駅から電車にゆられて2時間ほどでアグアスカリエンテス駅(マチュピチュ最寄駅)へ到着。
当然電気も無ければ人工的なものが何ひとつとない山合いの生活を3日続けてきた後のアグアスカリエンテス駅は、非常に俗な世界でございました。
「ここは日本の温泉街ですか?」と思ってしまうような風景。
実際にアグアスカリエンテスというくらいですから、公衆温泉がありました。水着着用の混浴温水プールな風景を見て、私はパスしました〜(笑)
ということで、これが泊まったホテル。日本みたいね、ほんと。
山の疲れもとれた翌朝、バスに揺られて40分ほどでマチュピチュへと到着しました。
マチュピチュ、もちろん素晴らしかったのですが、それまでの大自然のインパクトがあまりに強烈すぎて、正直、憧れ尽くしていたマチュピチュさえも人工的なモノ(って、まぁ、そもそも人工的なのですが!)に見えてしまったというオチがつきました。。。それと、比較するのはよくない事ですが、2011年の1月に行ったアンコールワット群の規模があまりに大きすぎた事も影響してしまった感が。
行く順番が逆だったら良かったのかもと。
この後も、更に1週間ペルーの旅は続いたのであります。また別の地でのキャンプをしました。
という事で、ペルー回想記はそのうちにまた、続編を書きたいと思います。
ご拝読ありがとうございました。

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2012年10月17日 (水)

ペルー回想記:其の三(インカトレイルキャンプ編ー2)

トレイル3日目の朝も晴天。この日は、本来なら一番長い距離を行く事になっていたのだけど、体調が優れないメンバーがいたり、結構時間的にきついという事もあり、ガイドさんの判断で、ショートカットのコースを選択。

毎朝、起床後に自分の寝袋などを片付けてダッフルバックに詰め込み、馬に運んでもらう為に1カ所にまとめます。(テントはポーターさんが畳んでくれました)


ポーターさん達。いつも早起きして朝食の仕度をしてくれていました。感謝!


こんな感じの果てない道をただひたすらに列をなして歩く。。。。


ペルーの聖なる山がすぐそこに。この壮大な山を観た後、傾斜80度くらいはあったんじゃないかと思うほどの崖の下り道を降りました。高所恐怖症の人は足がすくんでしまったようでした。私は、、、すいすい〜っと。。。。

ワイラフ・ブンク遺跡。「風の門」という意味みたいですね。もちろん憧れのマチュピチュは感動したけど、回想するとこの「ワイラフ・ブンク」は今回の旅の遺跡の中で一番好きな場所でした。人気(ひとけ)がなく静かで、想像力が沸き立つような場所でした。

あとは、このような穏やかな下り坂を降りていって、3日目の夜のキャンプ場へと。

インカトレイル編ー3 へ続く!

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2012年10月12日 (金)

ペルー回想記:其の二(インカトレイルキャンプ編−1)

3泊4日のマチュピチュへ向けてのインカトレイルキャンプの様子を書きます。

実は私達のグループは正規「インカトレイル」へのエントリーができませんでした。正規ルートは4日目の朝、マチュピチュの「太陽の門」からマチュピチュを見下ろし、感動のもとに「天空の城」へ降り立つというコース。しかし、非常に混んでいるとの事で、結果的にエントリーが叶わなかった私達グループは地元のツアー会社が薦めてくれた「MOON STONE ハイキングコース」を行く事になりました。

「ハイキングコース」とは名ばかりで、キツく険しい道も沢山ありました。日本人はもちろん、このコースを選ぶグループは非常に少ないとの事でした。

最初は、とても残念に思ったのです。だって、長い道のりを歩きマチュピチュへ辿り着く!というのが夢だったのだから。でも結果的には、今回のコースは唯一無二の素晴らしい時間と景色と想い出と経験をくれました。

まずは登山口をスタートしてから間もない丘の上。今回は事前トレーニングもバッチリ積んでいたので、脚力・体力の安心感たっぷり。足取りも軽く。

ひたすら登り坂の山道を歩くこと2時間で、人間の匂いの無い山の世界へ。

途中、お昼はWATA遺跡の辺りで。私達より後に出たポーターさんやコックさんは荷物を積んだ馬を連れて私達を追い抜き、昼食の準備をしてくれます。そして、その後も片付けをして私達よりも後に出発しながら、キャンプ場に先に到着し、テントを張って温かい夕食を準備して待ってくれています。

高地でのこういった生活が続く彼らは、「高額なギャランティ」と引き替えに「短い寿命」なのだとか……。いつも優しい笑顔で迎えてくれた彼らに、感謝の気持ちがいっぱいです。

途中、山肌に宇宙人のメッセージ?らしき模様が!?

陽が落ちる前に1日目のキャンプ場Chilipahuaに到着。二人でひとつのテントを。広めのテントで快適。此処の標高は3749m。グループの中には高山病にかかって苦しそうにしている人もいました。私はクスコで身体が慣れていたので、全く平気でした。クスコに到着した日から「ピスコサワー」を飲んで良く眠っていたし。。。つくづく時差ボケにも高山病にも下痢に無縁なこの強靭?な身体に感謝。内臓さん、心臓さん、アリガトウ。

翌日の朝は5:30起床。朝焼けが綺麗でした。朝食を頂き清々しい朝日に守られながらキャンプ場を後に、また次の山へ向かって歩きます。

途中で珍しく「人」に遭遇。中学生のお姉ちゃんとその妹。持っていたお菓子やフルーツをお裾分け。はにかみながら「Gracias」と。この日は土曜日だったので学校はお休みだったみたい。「学校は楽しい?」と聞くと「とても楽しい」と。

広大な風景。羊と牛の群れ。それを追う羊飼いの男性。どこに住んでいるんだろうか、どこにも家らしきものは見当たらず。そして男性はいつしか視界からいなくなり、目の前には再び広大な景色のみ。別世界へ迷い込んだかのよう。

ランチの準備をしてコックさんが待ってくれています。毎回、違った感じのスープを作ってくれて、本当に美味しかった。

この2日目のキャンプ地へ向かうルートが今回の最難関だった。ひたすらの登り道。最高地の標高は4780mくらいありました。

なんだか映画のセットを彷彿とさせるような景色が広がる。

もう少し先へ行ったあたりが2日目の到着地。Chancachucoキャンプサイトの標高は4303m。夕食はパンプキンスープ。白ワインも戴きました。高地でのワインは最高でした。

夜の楽しみといえば。。。。。

満点のミルキーウェイ!今まで各地の山奥で見た空と比較できないほどの、もの凄い星空でした。☆☆☆☆に囲まれている☆☆☆☆というか、月明かりならぬ星明かり。毎晩こんな星空を眺める事ができたらどんなにか幸せだろう。。。。あ〜、ずっとここに住んでいるのもいいかも、、、と誘惑の囁きが聴こえてくるようでした。

この高地でUFOを目撃したのであります。正直、バリ島でも何度か見た事あるので、そんなに凄いっ!て感じではなかったけれど。とにかくもの凄〜く寒かった!

寒さに体力を奪われないよう、ホッカイロを背中に貼り、ダウンを着込み、万全の体制で寝袋にくるまって眠りにつく。夢の中では我々のキャンプサイトに宇宙船がやってきて、誰かをサンプルとして連れて行きたいという話になり、、、きゃぁ〜っ、どうする!?ってことで、宇宙人とコンタクトができるリーダーのエハンさんが交渉するという、いとも単純な夢を見ました。

ということで、次回キャンプ編ー2へ続く。。。

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2012年10月 4日 (木)

ペルー回想記:其の一(マチュピチュ編)

先日行ってきたペルー日記を少しずつ書いていこうかと思います。
僅か2週間の旅でしたが、1ヶ月にも感じられるような、それでいて1週間ほどの間に様々な事が起こったような、何だか月日の感覚が分からなくなってしまうほどの充実と冒険と感動の日々でした。
まずは憧れだったマチュピチュの事から。
いつの頃からかマチュピチュに行ってみたいと心の奥で思っていました。
2年前に訪れたアンコールワットも同様でしたが、壮大で人間技ではないような規模の場所に惹かれるのです。
まずは、眼下にマチュピチュ遺跡を見下ろすワイナピチュ(若い峰の意味を持つ)からの写真。ワイナピチュは結構ハードと聞いていましたが、私達のグループは、マチュピチュにたどり着く前4日間をかけて4700m級の山を含むコースを歩いてきていたので、急崖になっている箇所を除いては、何らの危険を感じずに。
マチュピチュは人数制限がなされていて、ワイナピチュ登頂も時間で区切られています。入り口で入山と下山の際にサインが義務づけられています。私達は10:30頃から登り始め下山は13:30頃。見事な眺めでありました。
古代人達はこのワイナピチュの頂上から宇宙に行っていたという説もあるらしいです。今回はキャンプ中にUFOも目撃したし、私は子供の頃からUFOはもちろん宇宙人は普通にいるとじているので、充分に有り得る説ではないかと思うのですが。
こちらは充分、地に足の付いた感じでマチュピチュ遺跡群の中。
背後に見えているのがワイナピチュ。
遺跡到着時の7:00頃は厚い雲に覆われてまだ肌寒かったのですが、ワイナピチュ登頂の頃はお日様が照らしてくれました。スカッと晴れたマチュピチュの風景も素敵ですが、なんとなく山水画の如く、雲に覆われている景色が重みがあって素敵でした。
この棚田で、当時ここに暮らしていた人々はジャガイモやトウモロコシなどを育てていたのです。穏やかで平安な暮らしがあったのでしょう。
この辺りに座ってしばらくぼ〜っとして、ワイナピチュで浮かんできたメロディを元に曲を書きました。
念願のマチュピチュの中に身を置き、過ごした時間は至福でした。
今回改めて学んだ事ですがインカ帝国は1200年頃に興った。。。え?まだそんなに最近の事だったの?という感じがしました。
749年に完成した奈良・東大寺の大仏をはじめ、我が国の歴史建造物には世界に誇るべく素晴らしいものが沢山ありますね。
外を観て内を識る。
ペルー回想記其の二は3泊4日インカトレイルキャンプ編です。

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