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2016年9月18日 (日)

バリ島での暮らし

昨日、バリ島はクニンガン(送り盆)を迎えた。

210日に1度めぐる10日間の祭りが終わった。
一般にこの期間は「日本のお盆のような」と言われているけれども、本質的には「悪が善に打ち勝った事を祝う」という意味なのだとか。
クニンガンは神々に感謝を捧げる日のようだ。
クニンガンの日は午前中のうちに神々は天界に帰っていくと言われていて、私の住む村でもバロン(善良の神)をうやうやしく囲み村人たちの行列がガムランの賑やかな音楽と共に通りを練っていった。
通りに出ると、近所のおばさんやおじさんが声をかけてくれる。
この島、この村に住まわせて頂いている事にいつも感謝している。
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バリの人達(特に女性たち)は、この10日間の為に沢山のお供えものを作って、ガルンガンとクニンガンの日には複数のお寺にお参りに行き、、、ということで、皆、クニンガンが終わるとほっとするというかぐったり。バリの女性は本当に働き者。
バリ人は再びバリ人に生まれ変わるという。我が家のお手伝いに来てくれているカデも「あぁ、やっとクニンガンが終わったわぁ」と安堵している。
カデは「トモカ、バリは沢山儀式があって忙しいし大変なのよー。トモカは日本人で良かったねぇ・・・。」と。
でも、その表情の底にバリ人としての誇りと幸せが滲んでいるのがわかる。
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バリでの四匹+一人の暮らしがスタートしてもうすぐ1年になろうとしている。
主人亡きあと、ある意味で「成り行きでの一人暮らし」である。
もともと東京でも一人暮らしが長かったから、一人で暮らす事に全く抵抗はない。
常にSteadyなパートナーは居たけれど。。。
でも、今は四匹の愉快な仲間が常に私の周りをウロウロしているのだから、彼らの顔や匂いで寂しさは一瞬で払拭される。
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カデの旦那さんは今でも「毎日、ここに来る度にモリが居ないことが信じられないなぁと思うんだ」と言う。
バリ人の彼でさえ、そういうふうに感じるんだなぁ、と私はちょっと嬉しくなる。
私が冗談で「だって、居るもの、まだここに。私、何度か見てるよ、アトリエに居るの」
と言うと、ちょっとギョッとして「え!?トモカ、見たの!?」と、真顔になっていた。
私は毎朝、お線香をあげて主人が好きだった般若心経を唱え、アトリエにある主人の写真の横に熱々のコーヒーを供える。
太陽がキラキラと輝き、青空を扇ぎ、リッチな一日がはじまる。
幸せは私の中で育まれる。
平穏な日曜日の午後のバリ島の自宅にて。

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