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2021年8月24日 (火)

吾輩は猫である/読了

中学生の頃に読んだような記憶もあったが、改めて読んでみて、漱石のウィットに富まくった

文章がとにかく痛快で、今から100年以上前に書かれたとは思えないほどの現代感。

クライマックスでは猫が人生を達観視するようにまとめに入るくだりでは

「主人は早晩胃病で死ぬ。」とあるが、本作を執筆していた漱石は

およそ10年後に自分が胃潰瘍で世を去ることを予感していたのであろうか。。。。

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そして、ストーリーを紡いできた「吾輩の猫」はビールを舐めて酔い、甕に落ち

「吾輩は死ぬ。死んでこの太平を得る。太平は死ななければ得られぬ。南無阿弥陀仏南無阿弥陀仏。難有い難有い。」

と物語は吾輩の成仏と共にシュールに幕を閉じるのである。

名作は裏切らない。

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